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すたいる 2022/12/4

ウチの建築スタイルと言えば、
石場建ての家しかしない。石膏ボードは張らない。合板は一切使わない。と決めている。
なぜかと言うと、それは、自分の為であり、お客さんの為であり、地球環境の為である。

トロワプロジェクトのトロワはフランス語の三。
そう、商売は「三方よし」ではないとダメだと思っている。
どれか一つ欠けても良い商売は成り立たない。

私は昔から、商売人と言えば、良いイメージが無い。
どう言うイメージかと言うと、
お客を上手く飼い慣らしずる賢く儲ける、
言わば、守銭奴のようなイメージだった。

これまでの私は職人を貫き通してきた。
でも、近年、良い商売ということを理解してきた私の気持ちは変わり、商売人の心になりつつある。

しかし、前述した悪いイメージの商売人ではない。
儲けを取らずに会社が潰れても本末転倒なので、
自社に当たり前の利益は残しつつ、
お客さんに最大限に喜んで頂けるように奉仕し満足度をあげるように心掛ける。

近年その考えで居たら、仕事の依頼が後を絶たない。
現在、薪や薪ストーブ薪ボイラーの工事を挟みながら、
3軒の古民家の工事をしていて、昨日は、もう一軒の工事依頼を頂いた。
これで四軒になった。
70年・90年・明治時代・明治時代の現代の工法ではなく、全て伝統構法で石場建ての家だ。

古民家を工事するようになってから、自然に施主参加型の工事スタイルになってきた。
近年、巷では、ワークショップとかネーミングし、参加料を払ってまで工事に参加する方も居るようだが、
そんな事をしなくても、自分の家をプロに教えてもらいながら安心して工事できる。

昔の家はと言うと住民が全てとまでは言わないが修繕とかメンテナンスが出来て当たり前だったが、
近年、専門的で分業化が進み、家は大工さんが触るものとされてきたが、
実はそうではないんではないかとふと気がついた。

住民参加型にすれば家に対する知識も身につくし、愛着も湧くだろうし、工事費も下がり、良い事づくめだ。
全て丸投げしたいお客さんも居るので、全てが全てそのスタイルではないが、お客さんをできるだけ巻き込んで、
お客さんと楽しみながら健康的な家を造り上げ続けていきたい。

では、今日も一日楽しんでいこう!

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