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本当の日本は素晴らしい 2024/9/18

今回で2度目のヨーロッパの出張。
今は、最終日の宿で、今回の渡航を思い浮かべながら総括をしている。
今回の渡航は、すべての行き先や移動の手配からすべて自分で行った。
言語の話せない私からしたらハードルが高いと思われたが、携帯電話のアプリがある為、難なく旅の手配は出来た。
今回、欧州の異国に来て、色々な人と出会い、色んなことを感じ取ったが、
一番に思えることは人と繋がるのに一番の大事なところは「心」。
だと言うことだ。

フランスのパン屋さんでは、言語はトランスレーターで何とかコミュニケーションは取れたが、作業途中でいちいち翻訳機を出していては仕事にならない。途中からあまり翻訳機を当てにせず何とかインターンシップをやり終えた。
言語を使わずとも、目や顔の表情や態度、言葉の強弱などを、相手を感じるだけでだいたい読み取りコミュニケーションする事ができ、それこそ、心で会話した感じている。

そして、次に伺ったクロアチアの薪ボイラー製造会社のセントロメタルでは、輸出担当のムラデンさんとは、去年から何百回と数えきれないほどメールのメッセージのやり取りを重ねた方である。
ムラデンさんとは、メールをやり取りする事でかなりの信頼関係は築けていたが、やはり、顔を突き合わせて会話をすれば、完璧に言葉がわからない同士でも自ずと会話ははずむ。
話していると、私と同じように、本当の世の中の流れとか、健康事を調べ上げ、それを日々の暮らしに当てはめて生活をされている方だった。さらに親近感が増した事と、思考が同じだとわかった事で、より心からの会話が出来、本当に昔からの友達のようだった。

フランスのパン屋さん、クロアチアのセントロメタル。この二つの会社に共通していた事は、そこに居る方々が、相手を思い遣って言葉や行動をされていた事を認識できた事だ。
本当に良いビジネスパートナーと巡り会えた事を心から嬉しく思っている。

さて、日本人といえば、心を大事にし、人の事を思いやる文化が強い印象はあるが、
実はそれは一昔前のことであって、現在はそうではないと感じている。

あなたの身の周りでも、表面上は良い顔をしても、腹の中では何を考えているかわからない奴はいないだろうか?
私が思う、人との繋がりで一番大事だと思うのが「心」の繋がりなのだが、
それを失ったのは戦後の政策で、日本人はいろいろな大事なものを禁止させられた。

一番大きなところで言えば、学校教育ではないだろうか。
なぜだか、牛の乳を飲まされ、米から質の悪いパンに変えられ、
ダサい制服を着せられ、右を向けと言われれば右を向く支配者にとっては都合の良い金太郎飴を作っている機関になっている。

なぜ支配者は金太郎飴を量産しようとするのかを皆さんはお分かりだろうか。
ワザとダサい服を着せられ、軍隊のような集団行動をし、そのような事を小さい頃からさせる事で、個性を摘み取り、支配者に歯向かわさせない奴らを量産していると言う事だ。

日本ではデモも暴動もない。
しかし、去年行ったフランスのリヨンの街では暴動の真っ只中で、街中に煙や火柱が上がっていた。

先日でも、セルビアの首都ベオグラードの国会前は警察や軍隊が出動して、デモを制圧していた。とても物騒な光景だった。
日本では、支配者に歯向かわない何となく平和っぽい世の中が作り上げられている。
と言う事は、日本はまんまと個性を剥ぎ取られ、文句を言わない国民に成り下がってしまった事は、政策に上手くハメられたと言うわけだ。

戦後80年。戦後に行われた政策で、金太郎飴を量産し、文句を言わない国民を量産し、ジワジワと時間をかけて成熟期を迎えた日本。
支配者が本当にしたかった事は、国民からの搾取だ。
近年、税金の取り立てがどんどん増え、電気代、化石燃料の値上げ、生活費の値上げが止めどなくなってきた感がある。
しかし、日本ではデモも暴動も起きない。
先述した、金太郎飴量産システムのお陰で、日本人にはもう牙がないのだから。
支配者は取りたい放題、やりたい放題なのだ。

皆さんお気付きだろうか?

さて、ここでは終わらず、金太郎飴製造所のような学校教育のその先には、「我利我利」が待ち受けている。
我利我利とは、人を跳ね除けてでも自分さえ良ければという精神だ。
自分さえ良ければどうなっても良いと言う「我利我利」の世の中を作り上げれば、奴隷社会は完成だと言われている。
今の日本はそれに大分近いところに行っているように思うのは、私だけではないと思う。
一昔前の日本人といえば、「愛と調和」を重んじる、世界でも稀に見る優れた人種だったはずだ。
しかし今では変わり果て、我利我利な奴が溢れかえっている。

例えば、コロナ騒動の際、マスクがないと言えば、人を押し除け、マスクを大量買いする輩。
台風で災害が起こったと思えば、スーパーやコンビニの商品を我先にと走り買い漁る輩。
これが、金太郎飴量産システムの成れの果てだ。

今回の渡航ではヨーロッパの景色や文化、人との関わりで大きな刺激を受けた。
今の日本は完全に世界から遅れている。

なぜなら、日本が日本でありながら日本らしい日本ではないからだ。

例えば。建築で言えば、九州から北海道までハウスメーカーが同じような家を作り、大型ショッピングモールを作り、大型家電量販店を作り、目立った者勝ちのように派手な看板を立てる。

山を見れば、山肌に所狭しと太陽光パネルが並ぶ下品な景色。
景色をぶっ壊すばかりではなく、これでは災害まで招いてしまう。

その点、ヨーロッパのランドスケープは素晴らしい。
変な看板はないし、太陽光パネルを見た記憶がない。

行政や市民が一体となり、民家をその地域その地域に合わせて作り、その建築がその地域の景色を作っている。

今となっては悪くなりすぎている日本の景色、子供の教育・人々の食べ物・住居・すべてを作り出す山など、「心」のある大人が周りの環境や心を少しづつでも整えていけば、
一昔前の「愛と調和」を持った、本来の素晴らしい日本を取り戻せていけるのではないかと思う、
フランスはパリの最終日の夜であった。

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