トロワパンの事part② 2024・10・28

朝から雨が降り、今日は曇りの予報のここ宍粟市。
近隣では稲刈りの季節も過ぎ去り、田んぼはお休み状態だが、
ウチは秋蒔きの麦の時期に入るので、近頃は麦を播種する準備を進めている。
さて、昨日のパンのことの続きだが、
数年前、何かの有難い御縁で薪ストーブを販売施工するようになる。
と、同時期に大きな薪割り機を購入し、薪の製造を始めた。
皆さんはあまりお気付きにならないかもだが、
生活する上で必要不可欠な電気やガス、化石燃料等は、絶対的に誰かに依存している。
しかし、唯一、薪だけが労力をかければ自分で作り出せるエネルギーなのだ。
薪の製造は、伐採・搬出・玉切り・薪割り・乾燥と多くの工程を経て作られる。
一言で薪と言えど、相当な労力がかかる仕事だ。
労力がかかるが、自分が作り出した薪を並べてみると、
エネルギーの自立をしたと言う、感慨深い気持ちになった思い出がある。
あの薪作りがきっかけになり、「自立」と言う考えが深まったと感じている。
その後に、薪ボイラー(日本製)に出会うことになり、また、同時期に井戸も掘り、
我が家の給湯は完全に他者に依存することなく自立した。
さらに時は過ぎ、薪ボイラーをヨーロッパから輸入することになり、
薪ボイラーによるセントラルヒーティングシステムを組み、
真冬でも起き抜けの部屋の温度は20度と言う、家の暖房設備も完全に自立したのである。
木の伐採から製材を経て、家を建てると言う建築の自立、
木の伐採から薪を作り、燃焼機器まで仕入れ、暖を取るというエネルギーの自立の仕方を味わった私だが、
人が生きていく上での、衣・食・住・エネルギーの四つの項目のうちの二つを手に入れたのである。
そんな日々を過ごしていると、
ある日突然、「パン」が頭の右斜め前45度の30センチ離れたところに降りてきたのである。
明日へとつづく・・・
天気はパッとしないが、今ここ、今を生きる今日をお過ごしください。
Have a nice day!!
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