食 2024・11・8
昨日は二十四節気のひとつ立冬。冬の始まりを意味し、この日を境に冬を感じるようになる季節だ。
秋も終わり山が緑から薄い色に変化してきた。
そろそろ冬も始まり、今年もあと2ヶ月。
悔いのないように日々をしっかりと楽しく暮らしたいものである。
さて、昨日は。出産後の養生で動けない嫁さんに変わり、お菓子を焼いた。
嫁さんが側で付いて助言をしてくれたので、
特にトラブルもなく、クッキーとクラッカービスコッティ、スコーンの
4種類のお菓子を焼き上げた。もちろん、古代小麦のアングランで焼き上げた。
タンザニアのブンジュ村にお土産として持参すると聞き、有り難いことだと思って請けた仕事だが、
まさか自分がお菓子を焼くことになるとは・・・
ヨーロッパに行って以降、何かとご飯を作ることが多くなって、
今では土鍋ご飯は簡単にできるし、おかずも難なく作ることができるので、
作ることに関しては少しは抵抗が減った。
お菓子作りも早々に終えたので、
早く進めたいパンの開発。
ルバンの酵母が強くなっている昨日、久々にフランス仕込みのパンを仕込んだ。
アングランのパンはグルテンが普通小麦よりも少ないために、膨らみが少ない。
そのため、ルバンが重要になってくる。
ルバンが弱ければガチっと詰まったパンが焼き上がってしまう。
強いルバンを作りふっくらと膨らませることが重要だ。
パンの仕込みもできた頃、
タイミングよく、注文をしていたハヤトウリが入ってきた。
ハヤトウリとは奈良漬に使う材料だ。
家事と菓子作りとパン仕込みの時間を縫うようにして、
以前から仕込みたかった、奈良漬を仕込んだ。
きゅうり、冬瓜、カブ、ハヤトウリを揃え、重量は去年の倍の野菜を購入した。
重量は16キロ近い。
塩漬けをして。水分を抜いていく。
16キロの野菜で4樽を作ることができた。
10日〜2週間寝かせじっくりと水分を抜く。
仁さんの教える漬物はしば漬け・糠漬け・しば漬けと、3種類あり、
仁さん直伝の奈良漬は最高にうまい。
一口食べて虜になってしまった。
しかも、植物性乳酸菌たっぷりなので腸にも良い働きをする。
これからも作り続けたい最高の一品である。
昨日は一日中食品を作った一日。
大工にフォーカスし、建築に集中していた頃には私が携わることが絶対になかったが、
衣・食・住・エネルギーを意識し始めたことで、全体を俯瞰して見れるようになった。
大工としてのプライドは失ったわけではないが、俯瞰して見れるようになったからこそ、
自身が造る建築も奥深いものになるものだと感じている。
良い天気の予報の今日。楽しく元気に一日を過ごそう。
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