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感謝の心 2024・11・14

人とはおかしなものである。
人は少し遠い存在や、初対面の相手など、自分をよく見せる為か、大事に丁重に扱う。

しかし、本来は一番大事に扱わなくてはいけない存在ほど年数が経つにつれ、
雑に扱うのは何故だろうか。

少し、夫婦間の揉め事があったので、
昨日はこのことについて考えてみた。

絶妙な御縁で引き寄せられているはずの身近にいる存在。
本来なら有難いはずの身近な人だが、距離感が近づくにつれ、
信頼と安心感がある為か、少しの無礼や失礼を重ねるうち、
ひとつ慣れてしまえば、心理的な安全が働き距離感が麻痺してしまうのだろう。
そして、日々、顔を合わす相手なので、いつもそばにいるという当たり前の感覚が少しづつ距離を縮め、
錯覚を起こしてしまう。

あと、人というのは新しい人との刺激などに対して好奇心が高まるのと同時に、
相手から良く見られたいという心理が働き、少し距離の遠い相手には、一番良い時の自分を見せがちだ。
なので、最初は新鮮だった存在も、毎日顔を合わせるうちに当たり前の存在になり、特別視する気持ちが薄れてくる。

あと、いつも、穏やかに許してくれる相手には、許してもらう範囲を少しづつ侵食しながら、
気がつけばいつの間にか、壁がなくなり、なあなあになってしまう。

さて、これを防ぐにはどうすれば良いのだろうか?

やはり、どんな相手にでも感謝をすることだと考えている。
感謝というものは、態度で表すこともできなくはないが、わかってもらえないケースも多々ある。
やはり、ここは、言葉で感謝を伝えるのはもちろんだが、上っ面の言葉ではなく、心からの言葉で伝えるべきだ。

という私も、感謝をしているつもりだが、
ふと、考え、自分を振り返るとやはり感謝が足りない。


写真は以前読んだ本。
とても良い本だったのでもう一度引っ張り出して、理解を深めてさらに自分を高めたい。

さて、建築の現場も外部のウッドデッキや窓の格子も取り付けが完了し、
今日は少しの工事と片付けをして、長い長い工事がようやく完了する。

木と土でできた家。
お客さんが入居されて約半年。
何の不足もなく、とても喜んで生活されている。
その姿を見るだけでも、やって良かったなと思える。
暖かな家で、ご家族で末長く幸せに暮らして欲しい。

では、今日も些細なことでも感謝を忘れない日にしよう。







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