薪で焚いたお湯 2024・11・28
寒さが日に日に増して、山の紅葉も様々な色に染まっていく今日この頃。
寒くなるにつれ、一日中体が暖まらない方が多いのでは?と思う。
冷え切った体を暖める一番の方法、それは、お風呂だ。
私は健康な体を維持するのには、お風呂をかなり重要視している。
お風呂は体を洗う場所だと認識している人が多いが実はそうではない。
人間の体は、体温が1度上がるだけで免疫力は5倍になる。
病気になったときに高熱になるのはこの事で、免疫細胞がウィルスたちと戦っている証拠だ。
お風呂に数分浸かるだけで、体温は1度上昇すると言われていて、日々滅菌をしていると考えている。
お風呂に入るポイント。
一つは、水圧効果。体に水圧をかけることで、静脈やリンパ管も圧迫され、お風呂から上がると水圧がなくなるので、手足の末端まで血液が流れ、全身の血行が良くなる。
二つ目は、浮力効果。お湯につかると浮力が働き、体が軽くなり、筋肉の緊張が解きほぐされ、浮力で体が軽くなると、精神的にリラックスし、副交感神経が優位になり、血管が拡張し、血液の循環が良くなる。
三つ目は、蒸気。蒸気で鼻やのどに湿り気を与えることで、免疫力の低下を防ぐ。(いつもはお風呂で深呼吸している)
最後に私が思う、一番重要なポイントは、お湯の暖め方だ。
電気温水器と薪ボイラーではお湯の質は全くの別物なのだ。
薪ボイラーで沸かすことで、遠赤外線の効果を得る。
NASAの研究で、人体は8~14ミクロンの遠赤外線をよく吸収することが分かった。
その波長は、皮膚の下、40mm~50mmまで到達し、細胞組織と共鳴・共振して体を内部から暖める。
自宅の給湯機を薪ボイラーに変えて、先ず、お湯の質が圧倒的に変わったことを実感した。
そして、ひどい腰痛や、毎年、冬に起こる、しもやけ・あかぎれもましになった。
あと、私は腸に意識し、腸内細菌を増やすイメージをしながら暮らしている。
その腸にとって、温かなお湯は副交感神経を優位にし、自律神経を整える。
自律神経が整うと腸の蠕動運動が正常化し、排便が良くなる。
そして、体が温まると血行が良くなり、腸管への血流も増加し、これにより消化や栄養吸収が良くなる。
腸とお風呂。全く関係がなさそうに思えるが、大きく関係している。
そして、お湯の質が変われば体にも変化が起こる。
そう考えると、一昔前に使われていた五右衛門風呂は、
直火でお湯を温め、水深の深いお風呂で圧をかけながら入浴する。
先人たちの素晴らしい知恵である。
さて、今日も少し寒そうだが、元気に楽しく暮らそう。
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