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見立て 2024・12・13

12月も半ばに差し掛かった。
山の高いところでは雪が降り、山を白くしているここ宍粟市。

山の色も枯れ色に変わり、冬の深まりを感じる。
11月に播種した麦たちも順調に育ち、麦の根っこを強くし、分げつを促すために、
そろそろ麦ふみをしないといけないが、色々と業務が重なり、それをできないでいる。

Seigle畑
大麦畑
Epeautre畑

今シーズンは4枚の田んぼに3種類の麦を播種した。
こうしてみると、Epeautreの成長が少し遅く見える。
今年は、去年の3倍から4倍の種を播種した。
麦を収穫し、粉にしてパンを焼くという事が自社で完結する日は近いかもしれない。
とてもとても楽しみだ。

さて、建築屋のブログなのに、最近はパンの話が多く、建築の話をあまりネタにしない、
けったいな建築屋のブログだが、たまには建築ネタを。

最近の我が社の工事は、新築工事が全くない。
世間一般どうなんだろうか、同業種の方と交わることがあまりなく、
情勢が分かりづらいが、人口が減り、空き家率も上がっているのだから、
今後も新築工事は減り続けるだろう。

現在の我が社の受注は、ほとんどが古民家の改修工事で占めている。
現在も、いつものお得意様の工事に取り掛からせて頂いているが、
今回は、初めて施工する囲炉裏の工事に取り掛かっている。

我が社では、床下断熱材の使用はしないので、
下から、30mmの杉の厚板を張り、20mm~30mmの空気層を設けてその上に、
15mmの杉赤の床板を張るのが通常の設定にしているが、
今回のお宅は少しグレード高く仕上げたいので、
50mm×300mmの板を加工して床を張るというゴージャス仕様だ。

板幅が広く、厚みもあり、囲炉裏室の為温度変化も大きいので、
一枚一枚狂どめの蟻桟を切り加工をしていく、
ジョイント部分は、側にショーワボルトを仕込み引き寄せるので、なかなかの手間ものだ。
どんな囲炉裏室になるのか楽しみである。
進捗や完成の写真は後日アップロードする。

さて、古民家の工事が多い我が社だが、
今日も福崎町で古民家の見立てをしてほしいと頼まれている。

最近、一般の方が古民家を購入しDIYするのがが流行っているのか、
古民家古民家ともてはやされている。
しかし、素人では古民家の見立ては難しいと思う。
そもそもできないのではないか?

見立てをしないまま購入してしまえば、想像以上に痛みが激しい場合、
修理費用が嵩み、完成しないケースがある。
すなわち資金不足に陥る。進めるにも資金が足らないし、
途中まで工事を進めているので、これまでにかけた資金も無駄になるので、
進むも地獄、止まるも地獄になってしまうのだ。
実際に困っているそんな方を何人か見てきた。

見立てを侮ってはいけない。
それほど、最初の見立ては重要なのである。

もし、このブログを見られている方で、古民家の購入を検討される場合は、
見立てをしアドバイスをするのでお声かけ頂きたい。

さてさて、5時にブログを書き始め、6時前になってしまった。

写真は本場フランスのブリオッシュ。
ビーガンではないが、とても美味かった。
修行では何度もブリオッシュを仕込んできた。

今日はこれから、帰国後初めてとなる、ブリオッシュの制作に取り掛かる。
朝から、生地を仕込もう。

では、今日も今日しかないこの日を楽しく暮らそう。




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