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今を生きる 2024・12・14

朝から大粒の雪混じりの雨。
この時期に大粒の雨とは珍しく、もう少し気温が下がると雪になるんだろう。

私の家は道路に面していて、雪が降ると滑り止めのチェーンをはいた車の走る音がよく聞こえ、
子供の頃は雪が積もるのが嬉しく、その音を聞くと飛び起きて、外を確認していたのを思い出した。
今では、そのワクワクもなくなり、積雪は勘弁してほしい。

さて、作業場では床材の加工が進む。
板の裏側には、板と板を引き寄せるショーワボルトの仕事、
そり止めの蟻桟の仕事が施される。

板厚が通常よりも厚いため、蟻桟を仕込んだが、普通の現場の床ででここまでの細工をすることは少ない。
板幅が300と広い為、通常の床材なら超仕上げの機械に通すだが、機械に通らないので、
すべて手鉋で仕上げる。板のグレードが上がれば、全ての手間のグレードが上がり、
張り上がれば裏が見えないのでわからないが、見えないところで苦労しているのである。
しかし、張り上がりはとても美しいだろう。


さてさて、昨日は民家の見立てに行った。
一通り見終わり、雑談を交え、今後の方向性などを話し合い、
帰る前のお話の中で、
「小川さんは、家庭のこと、仕事のこと、考えも整っていて、何もかも順調に進んでいて良いですね」
と言って頂いた。
「いやいや、全てが順調に進んでいるわけではないですよ〜」と答えながら、
一瞬あれもこれも、足りないこと、不安な事を頭の中に並べた。
側から見れば、順調のように見えるかもしれないが、
自分の足りない部分が咄嗟に出て来た事に、

「ハッ」と気がつく。
入籍もし、子供にも恵まれ、自分のしたい仕事をし、病気のなく健康で暮らせていて、本当は満たされているはず。

日頃から、「足るを知る」を意識して行動していて、
我が子にも今を生きて欲しいと「瞬」と名づけ、今あることに感謝する人になって欲しいと名づけたはずなのに、
心の根底では、今あることを忘れ、足りないことに目が向いている自分に気がついた。

自分の心がこのままでは絶対いけない。
今ある幸せに気がつかず、次へ次へと追い求めるのであれば、おそらく一生心は満たされない。
本来、幸せにできる人さえ、幸せにできないだろう。


もう一度考えを改めよう。

「持っていないもの」から、「持っているもの」に意識を切り替え、
感謝の心をもっともっと強くし、今を生きよう。
と、思えた昨日の雑談からの出来事だった。
改めて気づくきっかけを与えてくれた、昨日の〇〇さんありがとう。


では、今日も楽しく感謝の一日にしよう。

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