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Brioche 2024・12・14

昨日は特に寒く感じなかったが、あたりの山では白くなり積雪していた。
今後の天気予報をみると、雪マークが付いていて、
年末までに積雪する日があるのかもしれない。
この地域の冬はスタッドレスタイヤが必須なだが、仕事に追われる毎日でまだタイヤを交換できていない。

さて、そんな仕事に追われる毎日だが、最近はその合間を縫って、パンの商品化を進めている。
昨日焼いたのは。「ブリオッシュ」だ。

ブリオッシュ (Brioche) とは、16世紀フランスはノルマンディー地方でバターを多く使ったパンとして作られた。
この地域は乳製品の産地であり、ブリオッシュが広まる背景となった。
ブリオッシュは通常のパンよりもしっとりとした食感とリッチな風味が特徴で、パンとケーキの中間のような存在だ。
17世紀にはフランス全土で知られるようになり、貴族の朝食やお茶の時間に欠かせない存在となる。

18世紀になると、ブリオッシュは「上流階級の贅沢品」としての地位を確立した。
この時期、ジャン=ジャック・ルソーの『告白』にて「パンがなければブリオッシュを食べればいい」
というエピソードが紹介され、ブリオッシュは豊かさの象徴として認識されるようになる。

フランスの修行先のパン屋さんでは毎日のように作られていた一品で、
パン職人のガビンはブリオッシュにバターをぬって食べていたの思いだす。

Seigle(ライ麦)Engrain(一粒小麦)Epeautre(スペルト小麦)の3種の小麦で試し焼きをして、
発酵時間と水分量の微調整ができ、自分のものにできたので、あとは繰り返し焼いて精度を高めたい。

私の構想での商品のラインナップは、
先述した3種類の古代小麦を使ったパンとフォカッチャと先ほど触れたブリオッシュの5種類だ。
この5種類のパンの精度を高め、3月には販売しようと考えている。

フランスの修行では、毎日のように作っていたブリオッシュ。
修行の半ばからは、生地の配合から捏ねて型に入れるまで任されていたので、
戸惑うことなく型入れができた。

もちろん生地の発酵にはパンと同様にルバンが使われる。
発酵を経て、オーブンで焼き上げた。

フランスでは、窯には入れたことがなかったので、
焼き加減を見ながら慎重に焼いたが、初めてにしてはうまく焼き上げることができた。


食べてみると、フランスで味わったそのままのブリオッシュ。
ほんのりとした甘みと、バターの風味香るリッチな美味しい一品だった。

さて、今日は朝4時半からパンを仕込んだ。
今の時刻は7時。朝から作業したので、ブログを書く時間が遅くなったが、
これから、カゴに入れてニ次醗酵させているパンをオーブンに入れ焼くとしよう。

晴れの予報の日曜日。今日も楽しくいこう。

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