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素直な気持ち 2024・12・23

今日も安定の4時に起き、朝イチからパンの種を起こす。
ここ数日パンから離れていたので、種の乳酸発酵が進み過ぎて使えないので、
こうして離れたときは、種のリフレッシュが必要なのである。

年末が押し寄せる。今年もあと数日というところ、
今年の工事予定は大体立てた。
残りの仕事をやっていくだけなのだが、
私は他の業務が多く、年が明けるのかというところだ。

さて、先日から大工の作業をしている。
ここ数年、大工工事をがっつりとしてこなかったが、
年明けからの工事は現場に入る頻度を増やしていき、
現場の勘を取り戻そうかと思っている。

先日からは、現場に使う囲炉裏の加工に取り掛かっている。
長いホゾをとり、長いホゾ穴を掘る。
材と材を引き寄せるコミ栓を打てるようにする為にホゾを長く取る。
あと、ホゾを長く取る理由は木が暴れないように狂いを抑える効果を狙う。



昨日も、気持ちを落ち着かせ、大工作業に勤しんだが、
今までにない気持ちで仕事に取り組めた感覚だ。
と、いうのも、作業は「楽しい」と感じたからだ。
これまでというもの、やはり、時間とお金に追われていたので、
ゆったりとした感覚で取り組めたわけでもなく、切羽詰まりながら工事を切り抜けたような感覚がある。
あれから、数年が経ち、心も落ち着きを見せたところで、
大工工事に向き合うのはどんな感覚なんだろうかと、昨日はそれを思い浮かべながら作業をした。

以前は、若い衆に任せて現場はもう辞めようと思っていたが、
若い衆も自分の元に残らず、結局、一人になってしまった。
少し前は、大工は辞めようかと思っていたが、やはり、私の特性はやはり大工だ。

私は他の大工とは感覚が違う。
発酵の家づくり
脱合板、脱石膏ボード
石場建ての家しかしない
火を使う暮らし

私独自の大工のやり方がある。

やはりこれは私の大工としての大きな特性だ。
そう考えると、やはり、大工はやめるべきではないというのが今の答えだ。

そうして、自分がすることを公表して、どうのこうのではないが、
特に回りの目は気にせず、
私が思う方向性のことで、頼まれごとを頂いて、それを楽しみながらしていけば良いかなと思っている。

私のやっていくことの軸としての根本は以前から決まっている。
しかし、それをどうやっていくと言う具体的な方法まで全ては決まっていない。

「具体と抽象」

木の幹となる根本のことを軸にしながら、(抽象)

枝葉となる具体的な事(具体)は、その時の気持ちや回りの状況に合わせて、臨機応変に、
枝葉のようなしなやかな気持ちで、気の向くまま、思うがままに、自分に素直な気持ちで、
今後は行動していきたいと考えている。

さて、今日も囲炉裏の框を組むお仕事。

作業を楽しんでいこう。





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