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一年の計 2025・1・1

皆様、あけましておめでとうございます。

元旦の朝。私は特に元旦の特別感はなく、昨夜は9時に寝て、今朝は4時に起きパンを仕込んだ。
今は、いつものコーヒーを飲みながら、安定の日常を迎えている。

さて、去年は、150年の古民家の改修と私はヨーロッパにパン修行とセントラルヒーティングシステムのボイラー製造会社への訪問があり、私の動きとしては大きな出来事があった2024年だった。
パンを焼く技術的な事を習得したのはさることながら、言葉は通じなくても心で通じ合える事を学んだ。
日本では言葉が通じ合える分、心が通じ合わない事を感じることが多く、
日本人の本当の心が失われているようでとても残念な思いでいる。
今年は、心ある人と繋がり、実りの多い年にしたいと思う。

さて、今年の展望はというと、一つはパンの販売の開始だ。
去年の帰国後、パンの試作を繰り返し、完成度は上がり7割方は完成しただろうか。
あとの3割の試作を繰り返し、3月ごろを目処に準備をしようと考えている。
ただ、当初考えていた、店舗を建てて、薪窯でパンを焼くということは今では遠のいている。
なぜなら、以前にも触れたが、ヨーローパで色々な刺激を受け、ただ単にパン屋の店舗を建てて営業するというよりも、
景色に馴染むパン屋の建築をして、パンを焼きたい想いが強くなったのだ。
私はすでにパン屋さんのイメージはしていて、
道に面して右上の山の尾根の中腹くらいの位置で、周りの景色が見渡せるような場所だ。
最近は良さそうな場所を見ながら、どこかご縁のある場所が引きよってくるのを待っている。



建築の展望といえば、去年、パンにシフトチェンジし、当分の間、建築は休業すると公言していたが、
やはり、建築は捨てれないことに気がついた。
なぜなら、私を必要としてくれる人がある一定数は居るからだ。
その方々が居る以上は、期待を跳ね除けてまで頑なにする必要はないと感じたからだ。



春からは一人になるので、これまでのような仕事の仕方では確実になくなる。
これまで私が習得し、感じたことや私の世界観は、
私の元で仕事を覚えた西川大工でも、私の色は出せないだろう。
そう考えると、私の建築は唯一無二だ。
私しかできない事で、私に吸い寄せられた方が幸せに暮らせるように、
私ができる事を最大限にしていけたらと考えている。

私にはイメージはできているので、上手く行くであろう。
あとは、同じ方向性の方と繋がり、心の繋がりを持って仕事ができたらと考えている。
抽象的な表現なので、わかりづらいかもしれないが、
一人になる春以降は運気が確実に変わるので、よくなる方向に向かうだろう。

あとそれ以外では、薪ボイラーの普及も会社の体力を見ながら進めようと考えている。
あとは、いつになるかわからないが、私は輸入が簡単にできるようになったので、
製材機メーカーを探して製材機を自社で輸入したいと考えている。

そう。長期的な展望で言えば、景色に馴染んだパン屋を造ったあとは、
地元の山の整備がしたいと心から思っている。

その為には、建築も必要だし、製材機も必要。薪ボイラーも必要。今工事している囲炉裏も必要。
農業も必要だし、パンも必要。麦作りも必要なのだ。


このブログは日々、まあまあの数の方が毎日見に来られていて、ブログを見た方や私の行動を知っておられる方は、
多方面の事を色々とやって、統一性がないと思っておられると思う。

しかし、今やっている具合的な行動は全てを見据えての行動であり、
山の整備が始まれば、今やっていることが全て活きてくるのである。

私は伝統構法の大工をやっているので、手と頭を動かし、先を見る目もあるので、
考えて行動し、それらを全てやってきた実績もあるので、全てを回せる自信はあるのである。

長期的な展望がいつ叶うかはまだ未定だが、
すべきことをひとつづつ丁寧に処理し、自分が楽しみながら、
回りの方も幸せにできるように行動していきたいと心から思っている。

「一年の計は元旦にあり」というが、
私の元旦の朝に思う率直な素直な想いを述べさせて頂いた。

さて、今年も始まった。
回りの方を幸せにするため、まずは、自分が楽しむ事。

今を生き、楽しむことを忘れない一年にしたいものである。



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