おもてなし 2025・1・20

安定の3時に起きブリオッシュを焼く。
あのマリーアントワネットが食べたとされるブリオッシュだが、
手前味噌ながらとても美味い。
理性を持たないと一瞬で食べてなくなってしまう怖しい食べ物だ。
さて、昨日は去年から工事をしていた囲炉裏の火入れに、来日しているサロメと行ってきた。
これまで、囲炉裏テーブルは何度か納めた。使い方は炭をいこして使う方法だったので、
実際に火を焚いて使うガチのやり方は初めてだった。
ご教授いただいた大内氏は、山暮らしで囲炉裏を使いこなした、言わば、囲炉裏の達人なのである。
本を書くには、細部の事まで知らないとわからないが、
全て調べ上げ、本一冊にまとめてあり、この一冊で囲炉裏の作り方から、使い方まで網羅され、
囲炉裏使いのバイブルだ。気になる方はご購入ください。

さて、囲炉裏はというと、炉には灰が収り、小物の火箸や物を置く渡しも大内氏のレンタルで火入れが始まった。
囲炉裏は縄文時代から戦後までの何千年という期間で使用されてきた。
囲炉裏は単なる暖房や調理する場所だけではなく、家族の生活の中心となる重要な役割を持っていた。
日本人といえば家族や集団のつながりを重視する民族で、日本社会では古くから「調和」を尊ぶ考え方が重視されてきた。
これは農耕社会での共同作業や助け合いを必要とする環境に由来すると考えられている。
その最小単位である家族は囲炉裏を囲み語り合う事で家族間の絆や精神的つながりを育んだのだ。
支配者は人々が一致団結することを嫌う。
戦後には、その最小単位の集う場である囲炉裏を取り去られ、近年のコロナ騒動では、
コロナを煽ることで、お酒を酌み交わすことをやめさせ、マスクをすることで、人との関わりを断つように誘導した。
それに気がついた方が、最近では囲炉裏を作るようなり、良い流れになっていると実感する。
昨日は、たまたま滞在しているフランス人のサロメを誘い、日本の心でもある囲炉裏を堪能した。

その後は、国宝である小野市の浄土寺に行った。
浄土寺といえば、東大寺南大門を作った重源と金剛力士像を作った快慶の作った阿弥陀三尊立像がある、
実は素晴らしいお寺なのだが、メジャーではないので、人が少なく穴場なのだ。



サロメは御朱印も書いて頂き満足気だった。
さて、今日もサロメの「おもてなし」の一日。
姫路城にでも連れて行ってやろうかと考えている。
では、週の始まり月曜日。
今日も今日しかない今日を楽しんでいこう。
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