正直者と曲者と 2025・1・26

日曜はパンの日。
安定の3時からEngrainをカゴにいれ二次発酵を促す。
その後は、私のイチオシブリオッシュをオーブンに入れる。
今日は朝から7個を焼き上げた。
同じ作業をし、同じオーブンで焼くのだが、なぜか同じ形にならない。
やはり、フランス式のルバンを使ったパンは生き物だと実感する。
7個を焼き上げたが、同じ形は二つとない。
できる限り美しく焼き上げたいが思い通りにはならないところが面白さでもある。
ものは生きている。
心を込め、美味しくなれと、声をかけながらこねるパンには魂が宿る。と信じている。
7個のうち一個は、今日は今までで一番美しいと思えるブリオッシュが焼けた。

このブリオッシュは、昨日、お問い合わせ頂いた岐阜のあの方にお送りしよう。
さて、ブリオッシュは生き物だ。焼き上げれば同じ形のものは二つとないが、
人間も同様、同じ顔、同じ性格の人間は存在しない。
昨日、来てくれたやっちゃん。
彼は私よりも年上だが、心がとても清らかで少年のような方だ。
まさしく素直な人「正直な人」だ。
それとは反して、何を考えているかわからない、
人から奪うことしか考えていないテイカーも存在する、
いわゆる「曲者」だ。
ブリオッシュ同様、正直者、曲者が存在する多様性のあるここ日本だが、
心の通じる方と繋がりたいと思える、やっちゃんとの気持ちの良い再会だった。
その、やっちゃんが書き上げたブログはこちらだ。
と言いながら、なぜかリンクが貼れないので、
Yoon Boji 生命活動ブログと検索頂きたい。
さて、先日、フランスから日本旅行途中、宍粟に来てくれたサロメがフランスに帰って行った。
昨日はサロメとメッセージをやりとりしたが、
日本での思い出をたくさん作った彼女は、
とても日本が満足だったらしく、次は彼のアレックスと来たいとのこと。
彼女はいつか、日本で畑を耕し暮らしたいと言う。
実は、私がフランスにいるときに、サロメの日本人的な気遣いを感じ、
彼女は実は、前に宿った体は日本人なのかもしれないと感じていた。
日本が気に入った彼女たちが日本で暮らす日がいつか来るかもしれない。
今後、遠くはフランスで過ごす彼女たちの交流はこれからも続くのである。
さて、今日はこれから自治会のしめ縄づくりに参加する。
この地を引き継いでいく者としては覚えておかないといけない大切な行事の一つだ。
さあ、今日も今日しかない今日を楽しく過ごそう。
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