Engrainのパン 2025・2・8

昨日から降り続いた雪。ここ宍粟市一宮町では、7時現在10センチくらい降り積もった。
当たり一面雪化粧だ。

今日も安定の3時に起き、週末限定のパンをたくさん仕込んだ。
回を増すごとに、仕込みの量が増え、自分の限界の振り幅が大きくなってゆく。
今日焼いたパンはビーガンブリオッシュ。
今日仕込んだパンは、Engrain・Epeautre・Seigle・ブリオッシュ・フォカッチャと全ラインナップを仕込んだ。
ご注文頂いた方にはとても感謝をしている。今日も心を込めてパンをこねた。
先日から失敗続きのEngrainパン。
ブリオッシュが全体の看板メニューとするならば、Engrainは食事パンの部門ではイチオシパンだ。
Engrainはフランスの呼び名で、英名はアインコーン。和名はヒトツブコムギなのだ。
この小麦は、12000年前に人類が初めて栽培したとされる、世界最古の穀物なのだ。
さて、これの何が良いのかというと、
現代のパン小麦というのは、パンの膨らみを大きくするために、
遺伝子操作され品種改良を繰り返している。品種改良した結果、大きく膨らむパンは出来上がったが、
グルテンまで悪くなり、そのグルテンが腸の腸壁にへばりつき、悪い場合、腸壁を壊すという病気が増えているのだ。
その点Engrainは、12000年前のそのままの形を維持し、グルテン量は現代パン小麦の14gに対し3.95gと3.5分の1で、
圧倒的にグルテン量が低く、ソフトグルテンなので腸で消化しやすいようだ。
そもそも、小麦が悪いと知っていて始めたパン屋だが、悪いものを作りたくなかったので、
グルテンが少ない、Engrainに行き着いたのだ。
そして、12000年前から使われているという、歴史のロマンを感じる。
フランスの修行先でも、Engrainのパンの作り方を一番真剣に覚えた記憶がある。
なので、このEngrainパンには思い入れが大きいのである。
さて、その失敗続きのEngrainパンだが、昨日は大成功した。
小麦の産地を変えたことで、これまでのやり方では失敗続きだったので、
ようやく昨日、修正した方法でパンを成功させた。


この割れ加減の模様。フォルムもふっくら焼き上がった。
味はさることながら、見た目が美しく焼きたい私。
満足感の高いパンがようやく焼き上がったので、昨日は幸せな気分だった。
さて、何の根拠もなく、自分の感覚で春からは、運気が急上昇すると決めつけている私。
暦ではもうすでに春。
最近は色々と動きを見せ始めた。
「来たか」って感じで、色々な変化が押し寄せている。
このまま流れに乗りたい。
これまで、絶対的に良いことはやっているのに、私のやることなすこと、いまいち流れに乗れないまま、
この年齢になってしまった。
いよいよ私の時代が来そうな予感。
運命鑑定でも、これまでの私は夜の時代。
これから明るい時代がやってくる。
その幕開けの出来事が次々と起き始めている。
さて、私はどこに向かうのだろうか。
軸足はしっかりと地につけながら、流れるように流れていこうと考えている。
なので、頭の右上から降りてくるものには素直に従って生きていく。
これから先がとても楽しみだ。
今日は、改修中のお宅の事務仕事。寒いから家に篭ろう。
では、今日も今日しかない今日を楽しくいこう。
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