指導霊さん 2025・2・10

朝から降る雪。先日の雪の上にまた雪が降ると、先日の雪が根雪になってとてもタチが悪い。
やはり雪が積もれば速やかに除雪するのが一番良いが、日々やることが多いので、
なかなかそうはいかないものである。
また来週から寒いようなので、今積もっている雪はなかなか溶けないだろう。
さて、寒い最中、今週来られるお客様のために、昨日は日曜に仕込んだパンを焼いた。
本来なら朝イチにカゴに入れ二次発酵をするのだが、一次発酵の時点で全く発酵できていなく、
発酵が夕方になってもしなかった。
仕方なく、昨日は諦めようとしたが、寝る前になり発酵が進んだ。
パンの焼いて欲しいという声が聞こえた気がしたので、
寝るのをやめて、焼くことにした。
やはり、パンの声を聞くのは重要だな。と思った。
じっくり発酵させたので、高さがあるパンが焼き上がった。

焼き上がった頃には、夜も12時前になったので、クタクタになっていたが、
フォルムの良いパンが焼き上がった満足感であまり疲れは感じず、喜びが先行していた。
このEngrainのパンは写真のように、予測不能の模様がい美しく、
私はパンを作るよりも、芸術品を作っているような感覚に陥っている。
美しいパンを焼きたい。
最近は、味はさることながら、美しさを追求してしまう。
色や模様、パンの膨らみなどなど。
あと、パン生地をこねるときやオーブンに入れる前には生地に声をかけている。
側から見たら変なおっさんだが、
モノには心があると思っているので、私はオーブンにもありがとうと伝えている。
私の心が入ったパンが美しく焼き上がると喜びは大きい。
そして、それを食べた人が美味しいと喜んでくれると、この上ない私の喜びになり、
私たちの幸せにつながっていくのである。
私はこれまで、建築が「天職」だと自分で思っていたが、
実はそうではなかったみたいだ。
実はパンを美しく焼くことが「天職」なのかもしれない。
皆さんは、「指導霊」という存在はご存知だろうか?
以前、宇宙の記憶を持つ弥生さんに聞いたことがあり、
人には指導霊という霊がついていて、それに特化した指導霊さんがついている。らしい。
全員についているわけではないかもだが、
例えば、足が速い人には足が速い指導霊さんが、
野球の上手い人には野球の指導霊さんがいるらしい。
この指導霊さん、何人かの人を兼任していることもあり、
指導霊さんが何人もついている人もいる。らしい。
私の場合で言えば、大工の指導霊さんがついていたが、
いなくなり、パンの指導霊さんがついたのかもしれない。
パンが降りてくるまで、というより、最近まで、パンがこんなに奥深く面白いものとは思わなかった。
建築そっちのけで、パンづくりの魅力にハマりつつある。というかもうすでにハマっている。
生活がパン中心に回り始め、あともう二、三人のパンの指導霊さんについてほしいものである。
週一回だけのパンの注文が多くなり始めている。
OneDayなので焼く量が限られているので、キャパオーバーの場合は注文を打ち切るようになるので、
気になる方はこちらから早めにご予約頂ければ、対応いたします。
メニューはこちら。

麦の購入先を変えたので、以前ブログで載せたものよりも若干の価格の変化があるのでご注意を。

さてさて、昨日は醤油を仕込んだ。
一昨日、醤油の麹が届いたので、そのまま置いていては発酵が進んでしまうので、
発酵を止めるために、「塩切り」をし、タルに仕込んだ。

今年で三回目の醤油づくりが始まった。
1年間何度も何度も天地返しをして、愛情を込めて育てていこう。
では、建国記念日の祭日。
私はそれとは関係なく事務仕事に追われそうな一日。
今日も今日しかない今日を楽しんで暮らそう。
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