身体は借り物 2025・2・19

さて、このまま暖かくなるのかと思いきや、
今週は寒波で大荒れだ。
今日も雪が積もった。行動に支障が出るので勘弁してほしい。
しかし、積雪の写真をフランスのパン屋の麦の技術者である、バスティアンに見せると、
地中海気候のパン屋さんの地域では、雪はもちろん雨すら少ないので、雪がとても羨ましいと言った。
雪が農作物に及ぼす影響は大きい。
一番大きいのは窒素固定だろうか。
農作物にとって窒素は三大栄養素の一つで、葉や茎の成長になくてはならない。
雪が窒素を含んでいるのでなく、大気にある窒素やアンモニアを雪が一緒に引き下ろしてくれる。
あと、積雪することで、土中の窒素固定菌などの微生物が極端な寒さで死ぬのを防いでくれているのだ。
交通のアクセスや雪かきなどに困りものの雪だが、農作物にとっては重要な自然の恵み。
こう視点を変え、足るを知ることで、邪魔者が有難い存在になってくれる。
日常生活でもそうではないだろうか?
今あることに感謝を忘れ、理想にばかり心を奪われていないだろうか?
感謝をする人生と、感謝をしない人生。圧倒的に人生の質は変わってくる。
何にでも感謝をする心を忘れないでいたい。
さて、肉体は魂の入れ物。
入れ物となる身体は借り物だ。
世の中悪い食べ物で溢れかえっていて、
私はコンビニで食べれる食品はほとんどない。
昨日は、氏神様の厄除け祭。
テキ屋の店が軒を連ねる。
ここでもやはり、食べれるものはない。
しかし、娘は、チョコバナナを食べたいと言う。
身体は食べたものから出来ている。
娘に身体を痛めつけても良いなら自己判断で食べたら?と答えると、
すぐにチョコバナナを買っていた。
そんなに悪いものを食べて借り物の身体に悪いと思わないのかい?
それを喜んで食べることで、心が満たされるなら、それはそれで良いのかもしれない。
現代社会は悪い食べ物と、ストレスで溢れかえっている。
身体がいくつあっても足りないくらい、現代社会は悪で満たされているように感じる。
ストレスは身体に相当悪い。
身体は心の入れ物。私の感覚では眉間あたりに操縦席があり、自分の身体を操っている感覚だ。
腹には心があり、悲しい感情などは心臓あたりが痛む。
身体に感謝して暮らすのなら、悪い食べ物は慎み、ストレスフリーな生活をしたい。
身体が借り物と思うだけで、感謝が生まれ、「大事に使わないと」という気持ちに自然となる。
日々、自分の身体にも感謝を伝え、せっかくの人生を健康な身体で「体験」したいものである。
さて、今日は朝から改装中の現場の打ち合わせで姫路まで。施主様である住職と打ち合わせだ。
今日も今日しかない今日を楽しんでいこう。
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