古民家改修

古民家改修工事

トロワプロジェクト株式会社では、新築だけでなく古民家改修工事も承っている。

DIT施主参加型改修工事

普通の改修ではなく、ガチプロの改修なのだが、
一般的に少し違う点は、施主参加型改修工事だ。
つまり、自分の家の改修工事を、大工と一緒にやろうと言うことである。

DIY(Do It Yourself)自分で作り上げるのに対し、
DIT(DoIt Together)一緒に良いものを作り上げようと言うことだ。

自分の手でできるだけやって、できない部分はプロである我々が手助けしながら作り上げるスタイルだ。
もちろん丸投げも可能だが、施主の予算等も考慮しながら臨機応変に改修工事を行うので、気軽にお問い合わせ頂きたい。

古民家改修とは

さて、最近は古民家の改修工事が流行っている。
そもそも古民家とは何なのか?

一般的に古民家とは建築後50年経過したものと定義付けられているが、
弊社での古民家とは、基礎コンクリートが一般的に使われる以前の70年ほど前の石場建ての家と定義している。

日本家屋の平均寿命とは

現代の家は基礎コンクリートが主流だが、基礎コンクリートが出現する時代までは、ほとんどの家が石場建ての家だった。
基礎コンクリートの家が普及するようになってから、日本の家の平均寿命は大幅に減り、今では30年足らずと言われている。
つまり、わずか30年足らずで産業廃棄物を量産している。

古民家の傷み方

古民家と言えば、大体が傷んでいて、どこがどう傷むのかというと、
大きく分けて二つあり、
一つは、瓦の不具合での雨漏りが原因で、躯体に損傷を与えるケース。
もう一つは、床下が傷んでいるケースが圧倒的に多い。

古民家の石場建ての場合、十中八九の割合で、足固めの部材ではなく、
床を支える為だけの部材しか入っていないケースが多く、その部材は、
20年以下の白太が多い足場丸太のような若い材料が使われている家がほとんどである。

足場丸太のような材が使われた床下
腐朽菌が入って腐っている。

腐朽菌

やはり若い木なので、白太が多いので腐朽菌が入りやすい。
木の中の部分はというとこの状態になっていることが多い。

このように見事に白太だけに不朽菌が入って腐っている。
法隆寺の西岡棟梁曰く、2000年掛かって育った木は2000年持つと言われる。
そうすると20年で育った木は20年しか持たない。
20年でないにしても50年持ったら御の字であろう。
やはり、木を適材適所に配置する大工の木遣いは重要なのである。

床下の材料の木配り

そしてさらなる問題がある。
古民家は荷が掛かった重要な柱が礎石まで伸びている。
その柱に床を支える部材が入るのだが、やはり材成が小さい。

現代の伝統構法の家の場合、柱に差さる横架材の成が大きいほど、柱の「曲げ」の力が多くなり強い家になる。
しかし、多くの古民家の場合、材成が小さくコミセンで固定されていないケースが多いので建物としては脆弱だ。

そこで、弊社では、伝統構法の知識を備えているので、そこら辺の工務店がするような、
表面上を直すだけの古民家改修ではなく、家の強度を上げながら、その工法に合わせた本当の改修をすることができる。

足固めの木組み

柱に仕口を掘り込み、できるだけ成の大きい材を伝統的な仕口でボルトなどの金物を使わず組み上げていく。


このように柱をしっかりと固定し、強度をあげていく。

このように瀕死の状態の家が腐った柱を継ぎ直し、足固めを入れることで家の強度を増しながら生き返らせる改修方法。
これが本当の古民家改修で、またこれにて、今後100年近く寿命は延びるのである。

古民家の改修でお悩みの方は是非弊社へお問い合わせ頂きたい。

お問い合わせは以下からどうぞ。