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段取り八分、仕事二分 2021/12/12

仕事の形態。
ウチの会社では、私が抽象的な仕事を頂き、具体的に図面を描いて、使う材料を決め、工事費を計算し、
工事内容を決めていく。ここでは私の仕事は半分以上終わってて、具体化した仕事は、西川君や木村君の大工さんに振っていき、さらに大工さんたちが個々で考え、さらに具体化し仕事を進める。

野球で例えるなら、私はキャッチャーで、ゲームの流れを全体が見える範囲でしっかり見てて、
そして大工さんが、各守備位置について、自分のところに飛んできた、フライやライナーの玉を上手く処理していく。そして、ウチの大工さんは、どんな守備位置でもつけるようなオールラウンドプレーヤーを目指している。

さて、オールラウンドプレーヤーと言えば、やることが多く、機転が利く頭が必要になる。
日々やることが変わるので、段取りが必要だ。
仕事は段取りが大半を占めていて、「段取り八分、仕事二分」と言われている。
事前にきちんとした段取りさえしておけば、仕事の8割方は完了したという事だ。
もちろん実際に仕事に取りかかると想定外のことも踏まえての段取りも大切だ。

これからやる抽象的な仕事の目的をしっかりと考え、仕事の方法を考える事で具体化し、
頭の中でシュミレーションし、もちろん不測の事態にも備える。

大工さんの仕事の場合、このシュミレーションが大事で、これからする仕事を、頭の中で仕事を考え、組み立て完成させる。組み立てる最中に、どんな材料や道具が必要で、その場所の仕事はこんな形状で納めようとかを決定する。
つまり、この時点で八割方の仕事は完成していて、あとは実際に頭でシュミレーションしたことを具現化していく作業だ。
このシュミレーションの作業も、頭の中で立体的に考える鍛錬になる。
皆さんは、頭の中で描くことを3Dで考えられるだろうか?おそらく難しいと思う。
大工さんの場合、ここが皆さんと違うところで、鍛錬してると頭の中で3Dに考えることができる。
良い大工ほど3Dで鮮明に組立が出来ると言われている。

良い大工は気が利き頭が良い。大工の頭の中のシュミレーションは大事な作業だ。

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