素直・謙虚・感謝　2023/8/10

台風の影響か風が少し強く、今日は天候が悪いようだ。
この台風も何事もなく過ぎ去りそうだが、また新たな台風ができたみたいで、
お盆後半にはこちら方面に向かってきそうで、天候が崩れるのかもしれない。

さて、昨日は、現場の大工工事がお盆までの工事として、ひと段落した。
お風呂の工事だが、杉の赤身板を張り終え、
ユニットバスでは味わえないお風呂が仕上がっている最中だ。
あとは土間のタイル工事にバトンタッチする。

さて、最近は人（大工）との絡みで少し悶々としている。
私の場合、相手を尊重し相手に寄り添った考えで行動できる方なんだが、
大工という職業はなぜか自分勝手で、自分中心で世界が回っている奴が多い。
いわゆる我利我利な奴が多い。

私が思う生きていく上で大事なことだと日々思っていることは、
「素直」「謙虚」「感謝」が3つのポイントだと考えている。

素直：人のアドバイスや意見を素直に受け取り、行動できる
謙虚：どれだけ成果を出しても驕らず、謙虚に学ぶ姿勢を絶やさない
感謝：周りの環境や支えてくれている人がいると理解し、感謝の心を忘れない

大工は自分一人ではなかなか一人前になることは難しく、
大体の場合、徒弟制度的な感じで一人前になっていることが多い。
弟子の頃はというと、純真無垢のまま弟子入りしたに違いないが、
仕事を覚え、任されながら一人前になっていく。
しかし、その過程で、親方の手を止めて教えて頂いた事や謙虚さや感謝を忘れ、
一人で一人前になったかのような立ち振る舞いになっていく。

こうなって仕舞えば、元に戻るのは難しく、
一人で社会に出たとしても、最初の内は上手くいくかもしれないが、
いつかは頭を打ち、痛い目を見ないと気が付かないだろう。
しかし、大工の場合、気性が激しく、我が強く、往々にして人の意見を聞かない奴が多く、
自分が蒔いた種でも、人のせいにする輩もいる。

最近は個性の強い大工の会社を運営する難しさを実感している。
やはり、生え抜きで精神性から教えないと、
大工としての癖を持ったまま教えたところで、
曲がった性根ななかなか真っ直ぐには治らないものである。

やはり、社会一般で人と交わるのに大事なことといえば、
人の意見を聞き入れる素直さと、
仕事ができたとしても、奢らない謙虚さと、
何事にも感謝する気持ちを持ち合わせていないと、
大工どころか人生も大成しないであろう。

さて、今日も素直さと謙虚さと感謝を忘れず、
楽しみながら一日を過ごそう。