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造作 2023/7/4

時刻は朝の4時半。
朝一の外の空気は清々しく気持ち良い。
写真は5月に行った山梨県の猿橋。(このブログとは全く関係がない)

さて、夜9時に寝て、朝の4時に起きる日々。
お酒を呑まなくなってから、朝の目覚めがとても良い。
これまで、毎日のようにお酒を呑んでいたが、
これまでが嘘のように思える。

体の調子は最高に良く、ストレスも少なく、病気になる要素がどこを探しても無い。
やはり、幸せの元はと言えば健康。
心と毎日の生活を健全に保っていれば健康は手に入る。
今までは色々とあって、苦難を乗り越えてきたが、
最近はまあまあ充実していて幸せを感じる。

さてさて、忙しい建築工事。
本来ならもっと人を入れて、仕事を増やして行くべきなんだろうが、
正直なところ、この世の中、まともに仕事をできる大工は皆無に等しい。
大工としての肩書きの奴らは沢山居るが、
墨付け・刻みができて、化粧の仕事できる大工は本当に居ない。
日本全国に目をやればいるのだろうが、
28年間大工をしているが、兵庫県近隣ではこれまで一人しか見たことも出会ったこともない。
これまで、若い見習いも含めいろいろな大工がうちに来たが、
どいつもこいつも使い物にならない奴ばかりだった。

誰かれなしに雇ってしまったら、クオリテーが下がりお客さんに申し訳がたたないので、
大勢の人は雇えない。
なのでうちでは建築の規模が大きくならない。

近年では諦めムードに入ってきていたころ、
それとちょうど同時期に薪ストーブや薪ボイラーの工事をはじめた。
暖かい暮らし=幸せな暮らし。
三方よしの商売を心がける私には、
薪ストーブや薪ボイラーの販売は少人数でもできるし性に合っていた。

人を雇うことにストライクゾーンの狭い私、
さて、今後は一人になることを見越した仕事のやり方を考えていかなくてはならない。
まっ、一人の方が周りとの摩擦がなくなり、楽でもっと楽しいかもしれない。

さて、3年がかりの古民家改修工事、
現在は外部の工事と、2階の工事が終わり、


あとは残すところ、一階の工事と蔵の工事。
現場は大工さんに任せ、私は作業場で材料の加工。

これは材木市場で競り落としてきた、トイレのカウンターや枠材。
これを割返して、加工していくのだが、
うちはトイレの造作には力を入れるようにしていて、今回も杉の赤みのみを使った造作をする。

この板はトイレの板ではないが、よく締まった見事な杉板だ。
良いものを見ているとだんだんと目が肥えてくるので、悪い材は使えなくなる。
今回も素敵なトイレを作り上げたい。

さて、今日も材料加工の一日。
楽しく暮らそう。





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