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段取り 2022/11/29

年度末の今月も残す所3日。今年度も一瞬で終わった。
かなり充実した一年が過ごせた。
そして会社が飛躍した革命的な良い一年だった。

さて、手前味噌だが私は人と比べても段取りが良く仕事が早い。
早いと言うより、後に戻らない仕事をすることができる。
つまり、間違いがなく確実に前に進む仕事をするからだ。
そして、あちこちに目を付けてるので、気配りができ、
美的感覚が強いので、綺麗に納めることができる。
気配りと言うのは大工の生命線で、気配りのできない大工は大体下手だ。

仕事は「段取り八分仕事二分」と言われる。
昨日は、薪ストーブを据え付ける仕事をしたのだが、
事前のシュミレーションは絶対で、一日の工事の流れを頭の中で順番に考え、
その時に、必要な道具や材料を整理する。
このシュミレーションと準備で仕事の八割は完成している。
段取りの悪い奴は、このシュミレーションができず、
行き当たりばったりで、その時に道具がなかったり、材料が足らなかったりする。

昨日の工事は工事費を安くするために、
施主さんに手伝って頂きながら一緒に工事をしたのだが、
段取りの良さと仕事のスピードに驚かれていた。
普通なら一人前の職人が二人で行っても一日で終わらないような工事を一日で済ませた。
これがなぜできるかというと、今の作業をしながら次の作業を考えているので、
動きながら最適化を考えているので、動きに迷いはないし無駄がない。

大工の頭の中のイメージは3Dでできる。
どうやらこれは特殊なようで、一般の方は2Dのようだ。
つまり、良い大工は3Dに長けている。
西川大工も3Dに長けているので、電話で現場の打ち合わせが頭の中のイメージだけでできる。
これは能力の低い下手な大工では絶対にできない。

私は、日々、考える幅が広く多いので、
十年前と比べると圧倒的に頭は良くなってると思う。
大工人生27年目。
中堅からベテランの域に入ってきたが、まだまだ体は動くし頭もキレる。
事務的な仕事もあるので、毎日現場には入れないが、とにかく楽しく仕事がしたい。

では今日も楽しい一日を。




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