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木を組む楽しさ

二日ほど前から増築工事の建て方を、西川大工と一緒に行っている。
最近は良い天気に恵まれ、気持ちよく作業が出来ている。

10数平米の小さな増築だが、手間が掛かるポイントが多くあり、
簡単には進まない。

石に柱を削り合わせ、とても重たい梁を人力で収め、一つ一つの作業に手間が掛かる。

ひかりつけした柱に古材の登り梁が収まる

ひかりつけの作業を十分にしたので、梁が柱に吸い付くように収まり、
登梁のアールの美しさを引き立てている。

登り梁に桁が納まる

桁・梁共に折置き組で納め、各所の接合部も渡り顎の仕口で納めた。
しっかりと組まれているので、上に上がってもフラフラしない、しっかりとした躯体ができた。

私は、この躯体を組み立てる作業がとても好きで、楽しくて仕方がない。
墨付けの段階で、建ち上がった姿を頭の中でイメージし、建て方で、頭の中で思い描いたものが
具現化する。
そして、コミセンや車知を使い、木と木を引き寄せる作業はとても楽しい。

さて、これから、屋根の垂木を打ち、屋根を仕上げていく。

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