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稲妻 2023/6/29

梅雨らしい天候。
今日も午後からすごい雷雨だった。

さて、普段ならただの鬱陶しい雨だと思うところなのだが、
私にとっては恵みの雨。
24日(土)25日(日)に大豆を播種したが、昨日田んぼを見回りした際、
よくよく見てみると、黄緑色をした大豆が可愛い芽を出しているではないか。

この芽は、土曜日に播種した大豆でわずか三日で芽が出た。
播種した時はなんでもないただの豆なのだが、
植物の生命力には驚かされる。
しかし、大豆の芽はかわいい。

今年は、大豆、米のコシヒカリ、大麦を栽培する。
コシヒカリの生育状況は順調に育ってはいるものの、
やはり、宍粟市の人口よりも多い鹿に悩まされる。
田植えして、苗が活着した頃を狙って鹿が食べに来る。
小さく柔らかいから美味しいのだろう。

徐々に育ちながら大きくなり、また、固くなるので鹿も食べにくくなるだろう。

さて、今年の農業のメインといえば私の中ではやはり、「大麦」。
春蒔ききでも秋蒔きでも育つそうだが、草との戦いになるので、
秋蒔きをチョイスした。
それまでの間、土づくりということで、クローバーを春に蒔いている。
だいぶ、青々と育ってきた。
なぜ、クローバーを植えるかというと、
植物の生育には、窒素・リン酸・カリウムの三代要素が必要で、
窒素は植物を形作るには欠かせない要素だ。
空気の80%は窒素で構成されていて、その窒素をクローバーが吸収し、
クローバーの根っこには「根粒菌」という微生物が共生していて、
その根粒菌が吸収した窒素をアンモニアに変え、土壌に「窒素固定」してくれる。



さらに、昨日の「雷」も同様に、
雷も放電によって空気中の窒素をアンモニアに変え、
植物が育つ栄養素を雨と共に土壌にもたらすことになる。
雷が「稲妻」と呼ばれるのも、
雷が稲を成長させる大事な存在だということを先人たちは知っていたのである。

ということで、昨日のすごい雷も農家にとっては恵みの雷なのである。

さて、今日は、現場の材料加工と薪ボイラーの見積もりと、
ヨーロッパとの輸入の最終段階のメールでの打ち合わせ。

今日も忙しくなりそうだ。今日も楽しく行こう



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