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ごみ 2022/11/5

近年の日本の家のほとんどが土に還る素材で作られておらず、
ボンドで固められたような建材で作られている。
そう、不健康極まりないゴミの家だ。

ほとんどの工務店が壁といえば石膏ボードにビニールクロス。
床といえば合板フローリング。
アホの一つ覚えのようにそればかりだ。
本当に心から溜息が出てしまう。

ある工務店では、古民家再生や伝統構法を謳い、他工務店と差別化を図り、
石油系断熱材や石膏ボード張りまくり、ある種詐欺的な工事をする。
こんなことをしていては、お客さんはどの工務店を選んだら良いのいかわからなくなる。

拝金主義的なこの世の中、お金に心を奪われ、
それが正しいのか正しくないのかの判断すらできなくなっているのだろう。

自分で考える力を失っていく日本人。
お客もお客で、何も調べずハウスメーカーの展示場に足を運び、
見事にハウスメーカーの思う壺にハマってしまう。

作ってる最中からごみを排出し、住みながら病気になり、使い終わればまた大量のごみを排出する。
石膏ボード禁止令でも出せば、木をたくさん使うので、山も綺麗になるだろうし、
最終的には燃料として燃やせる。
本当に無垢の木といえば、一度使えば二度美味しいのになぜ気が付かないんだろうか?

やはりそれは、利権が絡み良い思いをしてる悪代官がいるからだ。

お客や作り手が意識を変えれば世の中は変わる。
私たちが行動することで、少しでも社会に一石を投じたい。


さて、トップの画像は、3年の時を経て出番が回ってきた土壁。
減っては継ぎ足し、減っては継ぎ足し。
継ぎ足したのは、解体した土壁も入っている。
解体した土壁は、本来なら産廃処分だ、しかも、かなり高額な産廃の部類に入る。
しかし、ウチでは立派な資源になる。

最初から、きちんとしたものを使えばゴミはあまり出ない。
土はもう一度練り返せるし、
木は役目を終えても燃料になる。
独りよがりの。自分だけがよかったら良いと言う建築ではなく、
後の世代が困らないような建築をこれからも続けいたい。

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