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してやられてる 2023/8/17

台風は過ぎ去ったが、台風一過の晴れではなく、
ここ宍粟市の今日は一日中雨の予報。

今日から業務上では、お盆休みは終わり。
普通の平日に戻った。

ヨーロッパの一ヶ月近いバカンスとは違い、日本は4日・5日程度の連休。
輸入相手の会社は一ヶ月のバカンスだが、おそらく有給休暇的に休めるようで、
労働者には手厚い条件になっている。
労働条件や町並み一つとっても、
やはり、日本との国力の差を実感する。

さて、最近の日本は息苦しさを感じて仕方がない。
このまま日本で暮らすのは疑問が生まれ、
海外で暮らす思考が強くなってきた。
ようやくヨーロッパと繋がったのだから、
何かの策を練ってヨーロッパに飛び出したいと考えている。

さて、その息苦しさの理由は、化石燃料で言うと、国の補助金はどんどんと少なくなり、
一時、リッター40円ほどあった補助金は十数円にまで下がり、
もうすぐレギュラーガソリンの価格も180円台に突入するようだ。

化石燃料と電気料金の値上がりは意図がある。
このブログで何度も言うが、
戦後の燃料革命と生活改善運動と相まって、
日本人は薪や炭を使う生活から切り離され、
電化製品や化石燃料で生活をするように誘導された。

確かに薪での生活は、手間もかかるし面倒な部分はある、
一方の電化製品はスイッチポンで楽にお湯が沸かせたり、料理ができて便利だ。

こうして数十年かけて、国民のほとんどが、火のある暮らしから遠ざけられ、
電気と化石燃料に依存せざるを得ない生活に変わった。
電気と化石燃料が安定的に使える日が無限に続くのであればそれはそれで良いのだが、
それが無限に続くわけがなく、まんまと奴らの手の内にハマりにハマった。

奴らはしたたかで賢い。
依存させるだけ目一杯依存させ、
それでしか生活をすることができない状況に追い込みながら、
エネルギーの値上げ値上げのオンパレード。
本当にしてやられた気分でいっぱいだ。

では、これからどうやってこの局面を乗り切るのかというと、
やはり、火を使う暮らしにできるだけ早くシフトすることが一番だ。

私がこれから輸入するボイラーはまさに、理にかなっていて、
生活で使うお湯を沸かすと同時に暖房の熱まで取り出せて、一石二鳥だし、
温水ポンプを回すのに少量の電気は必要だが、小さな太陽光パネルと蓄電池で事足りる。
もちろん化石燃料は必要なく、難エネルギーの時代にピッタリとマッチしている。

薪というと調達が大変だと思われるだろうが、
私は裏技を考えているので、特に心配はしていない。

都会は消費一辺倒で、依存に特化している為、生産はしづらい。
生産といえばやはり田舎だ。
薪といえば、唯一、自分で作り出せるエネルギーだ。
少し、これまでと思考を変え、
これから来るであろう、
時代の大きな荒波にも耐え得る暮らしを、
燃料や食料を生産できる、ここ田舎でいち早く構築したいものである。

では、今日から作業を開始する。
今日も楽しんで一日を暮らそう。







  1. 森嶋砂人

    化石燃料無しでは生きていけなくなってしまった私たち。衣食住+エネルギー、自給自足の意義、価値がこれから見直され始めると思います。無産階級が過半数を占め国力が低下し、身近なものは全て石油製品に入れ替わり、近隣諸国との外交が危うい今の日本じゃ貿易制限かけられたらあっという間に属国、植民地化にされそうで、不安で仕方ありません。共に戦います。

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