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酒 2022/12/18

朝からとても寒い宍粟市。
雪起こしが吹いて、事務所の入り口に掛けてある季節外れの風鈴が騒々しい。
明日の朝は白くするかもしれない。

小さい頃は、布団の中で外から聞こえるチェーンを履いた車のジャリジャリとした音を聞くと、
慌てて窓を開けて雪が降っているかを確認してた。
積もっているととても嬉しくてワクワクしていた事を思い出す。
しかし、今となってみれば勘弁してほしい。

さて、今日はお酒のお話。

お酒には逃げるお酒と楽しむお酒があると思う。
20年ほど前、結婚し家を建て5人の子供に恵まれ15年間ほどの結婚生活をした。

その当時は相当病んでいて、家族に飯を食わせないといけないプレッシャー、
歳を追うごとに深くなる嫁との溝、独立したてでの仕事があるかどうかの不安。
そのプレッシャーや不安から逃げるように酒を呑みまくっていた。
しかも、安い酒しか買ってもらえず、当時を思い返すと本当に苦しく我慢しかなかった。
あのまま行ってたらヤバかったかもしれない。

その後、父の死、離婚を経て実家に帰り、人間らしい生活を取り戻し、
心にも余裕が生まれた。
人には言えない辛い経験などをしたことで、
波風立たず生きている人より気づいたことは多いだろう。
今となっては、自分を大きくしてくれた経験だっので有難く感じている。
あれがなかったら、健康にも建築の事も進まず、ただただ惰性で生きている人間だったと思う。

実家に帰ってからはと言うと、健康志向がだんだんと強くなり今に至る。
健康志向と言いながらお酒は相変わらず好きだ。
ただ、呑み方が大きく変わった。
安い酒は絶対買わず、まあまあ良い酒をよく味わって呑んでいる。
特に日本酒が好きなのだが、特に安富町の下村酒造の酒が好きだったが、
最近、それを上回る酒蔵に出会えた。
その酒蔵は、多治米合名会社。朝来市山東町の酒蔵だ。



ストーブの仕入れの道中、その酒蔵の前を通るので、昨日、初めて寄ってみた。
酒蔵へ行くと一人のとても明るい女性の方が出迎えてくれた。
後でわかったが専務さんだった。この明るさがこのお酒の味にも影響を与えているように感じた。

店内に入るといろんな種類の酒があり、
酵母は同じで米の種類を変えることで味を変えているとの事。

ここが他の酒蔵と違うところは、量り売りをやってくれるところだ。
酒は空気に触れると酸化する。
空気に触れない密閉容器での量り売り。
入れる容器はこれ。


飲み終えればまたこれを持って行き入れてもらえるシステム。
ゴミが出ないのが良いと思う。
そして、注いで頂いたこの生酒、とても美味しく頂いた。
こんなに美味かったら他の酒は呑めなくなる。
どうせ呑むなら楽しく美味しいお酒。
今後、ちょこちょこ通いそうだ。

では、今日も楽しい良い一日を。

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