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墨付け③ 2012/12/23

間竿と看板板が出来ればいよいよ墨付けの工程に入る。
先ずは横架材からの墨付け。
直角二面カンナ盤で削られた材木は精度良く加工されている。
これは何を意味するのかというと、建物の精度にも直結するという事だ。

精度良く加工された材は、精度の良い墨がつけれる。
あとはその墨通りに精度良く刻んでいけば、柱の傾きも延びも縮みもない精度良い建物が出来上がる。

墨が付けられた桧材

先ずは、足固めから墨をつけていく。足固めは桧を使うことが多い。
ところどころジョイント箇所があるので、
先ずは繋いで一本の材にしてから墨をつける。
継手は金輪継と言われ、継の仕口では最も強固な継手。

金輪継一枚目地
楔で引き寄せる
金輪継三枚目地

この仕口は三枚の目地があるのでかなり精度良く墨をつけないと収まらない継手で、
精度良く刻めば一発で収めることも可能だ。

このように一本一本、背と腹、どこにどの材を配置するかを考えながら墨付け作業は続く。

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