1. HOME
  2. ブログ
  3. 伝統構法 2022/1/22

伝統構法 2022/1/22

伝統構法と言う方法で家を建てているが、
このネーミングがあまり好きではない。
いつから誰が名付けたかは知らないが、最近のことで、
伝統的な部材構成で建てているのでこのネーミングになったんだろう。

しかし、私は、全ての伝統的(古民家)が良いとは思っていない。
なぜなら、解体してみると伝統構法の一番の元となることがされていない場合があるからだ。

一つは、足固めがない古民家が多い。
私の家づくりでは、足固めが重要な要素だと認識していて、
これがないとただの石場建てだ。

もう一つは、胴差しはあるが差し鴨居がない家が多い。

つまり、何が言いたいかというと、伝統構法といえば柱の建築で、
柱が最重要部材で、次に重要なのは水平部材だ。
この水平部材が多いほど家の強度は上がる。

私たちが建てている家は、確かに伝統的な構法ではあるが、
構造の力学的要素も含んだ、新しい構法だと自負していて、
伝統構法は古臭い構法ではなく、最新の構法なのである。
なので、伝統構法のネーミングを何か別の呼び方に変えていこうと考えている。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


関連記事