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進む道 2022/11/6

寒さが増し、山の紅葉が進むここ宍粟市。
今年も残すところ2ヶ月を切り、今年中にやるべき工事が沢山あるので、
相当気持ちが慌ただしくなってきた。
人手不足の中限られた人員でやっているので、なるようにしかならないので、
落ち着いてやるしかないかな。

さて、昨日は京都から建築学校に通う21歳の若者が弊社の話を聞きにやってきた。
電車とバスを乗り継ぎ、半日以上かけてきたようだ。
自分の思いをハキハキと話す。私がハタチの頃を思うと素晴らしく立派だ。
聞けば色々と悩みがあるようで、気にするなと言い聞かせた。
先日は岐阜の建築士、徳島の建築士と話を聞いてきたらしく、
ウチは畑違いの百姓工務店。

同じ伝統構法で仕事を進めているといえど、内容は大きく違う。
有名な工務店に勤めたところで、素晴らしい大工になるとは限らない。
センスの良い建築士の元で学んだら、センスの良い建築士になるとは限らない。

結局は、人からの見た目は関係なく、
自分が何をしたいか?自分がどうあるべきか?それをやってて楽しいのか?
自分の個性を発揮できているのか?が大事だと思う。

行き詰まってるので、そもそも伝統構法の視点から離れて、もう少し俯瞰してみて、
本質を確認してみては?と伝えた。
今回私と出会ったことで何かの気づきを得たのかはわからない。
数年後にわかるのかもわからない。
まっ、若干のプラスにはなったのだと思う。

進むべき道に正解も間違いもない。
結果、最終的に満足度の高い楽しい人生を送っていれば正解ではないかな。

彼をバス停まで見送り、陽が落ちて寒くなり冷え切った体。
薪ストーブのある部屋に入ると優しい暖かさが出迎える。
その暖かさを感じながら夕食を頂く。

天板には、湯沸かしのやかん、鍋にはジャムが炊かれ、煮込み料理の鍋が並ぶ。
薪ストーブのある暮らしは、暖かさを感じながら、熱々の美味しい食事を頂け、
幸せを感じる事ができる最高の道具だ。この生活はやめられないな。



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