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トロワパンの事 part⑥2024・11・1

11月に入った。今年も残すところ2ヶ月。
昨日、家に赤ちゃんが帰ってきた。
妻は妊婦としては高齢で出産したこともあり、助産師さんには二週間は絶対安静と釘を刺されている。
なので、私が身の回りの世話、家事などをやることになった。
掃除・洗濯・料理・仕事。
慣れないせいもあって、一日目にして、家事と仕事の両立する事の大変さを味わった。
仕事と家事を両立させている、世のお母さん方はすごいな!とつくづく感じた一日目だった。

さて、パン屋の続き。
日本にいるときに、フランスのパン屋さんには、絶対的な承諾を得ず、日本を出発した。
マドリード〜バルセロナ〜ペルピニャンを経て、ペルピニャンから小一時間程の距離にパン屋さんがある。
ペルピニャンからCucugnanはバスなどの公共交通機関はなく、車での移動となる。
ペルピニャンの空港でシトロエンの車をレンタルし、パン屋さんのあるCucugnanに向かう。
日本であらかじめ取っていた国際免許が役に立つ時が来た。
車を走らせること45分くらいでパン屋さんのある村に到着した。

Cucugnanの街並み

Cucugnanの街並みは、建物が景観に馴染んでいて、どこを切り抜いても絵になる景色が広がっていた。
これは、フランスの美的感覚なのか、フランスの高い国力のせいなのか、建築をしている私からしたら、
意識が高い住民が景色を作っているのを感じ、羨ましさを感じた。

建築をしている者は、建物だけにフォーカスしがちだ。
そういう私も、自分を俯瞰してみるようになる前は、そうだったかもしれない。



日本のランドスケープ(風景や景色の景観デザイン)されていないカオスな風景に慣れていると、
風景に合わせる事のない建築になってしまうのは仕方がないのかもしれないが、
こうして、日本から一歩踏み出すことで、今まで気が付かなかったことを改めて感じさせられる、
Cucugnanでの最初の印象だった。
そして、村の街並みを抜け、Cucugnanの一番目立つ高台に存在するのがそのパン屋さんだった。

日本を出発して数日後、長い間思いを寄せていたパン屋さんにようやく到着することができた。

もう少し、ブログの文章を続けたいところだが、
今から家事をしないといけないのでこの辺で。

では、今日も良い一日をお過ごしください。






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