心の成長 2024・11・22
朝から寒く、車の窓ガラスも凍て始め、
ストーブが手放せない季節になってきた。
今日は、二十四節気のうちのひとつ、小雪。
太陽の黄経が240度に達した日を基準にし、毎年11月22日から12月6日ごろまでの15日間をさす。
さて、昨日は、4年間掛けた古民家改修工事の引き渡しへ。
母屋はすでに出来上がり、4月からすでに入居されていて、
今回は車庫引き渡しを行った。
話をしていると、お施主さんとの出会いが6年前。
大型特殊の免許を取得する際に、卒業検定でお話ししたのが始まりだったが、
まさか、こんな深い関わりになるなんて、当初からすれば思いもしなかった。
一言に4年と言ってもいろいろなことが起こった4年間。
その当時は、もちろん建築をベースにし、薪ストーブ販売や薪の製造を始めだし、
建築以外の違う分野の事業に移行し始めた時期だ。
それまでは建築にフォーカスしていたが、この頃から「自立」への考えが深くなり始めた。
今となれば、薪ストーブ事業も薪の製造も辞め、今後、建築も閉じていこうとしているが、
私がこれから進むであろう道は、これまで色々と経験したことが現在の行動につながっているので、
この4年前にやっていたことは、全くの無駄ではなく、むしろ、必須の出来事だったと考えている。
さて、これまではそう意識せずにここまできたが、
今後の行動には、やはり、人との関わりが重要になってくるだろう。
7月から2ヶ月間ヨーロッパに滞在し、パンの修行をしたが、パンを作る技術も去ることながら、
「魂の会話」ができることを感じたことだ。
日本では外国語を使うわけでもなく、日本語を発するだけで意思疎通はできるが、
外国ではそうはいかない。
外国語の全くできない私にとっては、翻訳機頼りだった。
日本を出国する前に、とある先生が教える「丹田」を鍛える講習に参加して、
フランスに行った際、パンを捏ねる時、人と接する時に役立てばと、
丹田を意識した立ち振る舞いができるように教えて頂いた。
その結果かどうかは定かではないが、
翻訳機頼りだったコミュニケーションが、特に必要がなくなり、
心からの会話ができるようになったと実感した。
帰国して、いろいろな人とコミュニケーションをとっているが、
心のない人と、心のある人の見分けがある程度つくようになった。
人との関わりが大事になると先述したが、
今後は、心のある人と繋がって自分の人生を豊かにすることで、
周りの人も幸せにできたらと思うことができるようになった、ここ数年間の心の成長だった。
早くも週末の金曜日。
気持ちの良い気候の中、今日も楽しんでいこう。
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